【外壁塗装】材料不足・出荷制限の現状について
― シンナーだけじゃない。今、現場で起きている本当の話 ―
最近ニュースなどでも取り上げられている通り、
外壁塗装に関わる材料の「入荷遅れ」や「出荷制限」が増えています。
「シンナーが不足している」と聞くことが多いですが、
実際にはそれだけではありません。
今、現場で起きているのは――
👉 塗料・下地材・接着剤など、幅広い材料の供給不安です。
今回は、お客様にも分かりやすく、
そして正直に現状をお伝えします。
■ 不足しているのは“シンナーだけではない”
現在、影響が出ている主な材料は以下の通りです。
・シンナー(溶剤)
・塗料本体(特に人気商品)
・下塗り材(シーラー・プライマー)
・シーリング材(コーキング)
・接着剤・樹脂系材料
実際に、塗料メーカーでも
👉 「出荷停止」や「供給遅延」の案内が出ている商品もある状況です (グラスビトウィーン)
つまり、特定の材料だけでなく、
工事全体に関わる材料が影響を受けているのが今の現状です。
■ なぜここまで影響が広がっているのか?
原因は一つではなく、いくつか重なっています。
① 原材料(石油系)の不足
塗料や接着剤、シーリング材の多くは
石油から作られる化学製品です。
2026年現在、
👉 中東情勢の影響でナフサ(石油化学原料)が不足し、
供給全体に影響が出ています (Yahoo!ファイナンス)
② 溶剤そのものの出荷制限
塗料に使われるトルエン・キシレン・酢酸エチルなどの溶剤も
供給不安定になっています。
実際に、
👉 ホルムズ海峡の影響で溶剤に出荷制限がかかっている状況です (Sankyo)
③ 需要の増加
リフォーム需要や建設需要の回復により、
材料の使用量自体が増えています。
👉 供給が減って、需要が増える
= 当然「足りなくなる」状態です
■ 実際に起きている現場の変化
この影響で、現場では以下のようなことが起きています。
・材料がすぐに入らない
・人気塗料が一時的に欠品
・納期が読めない
・同じ材料でもロットや仕様が変わる
つまり、以前のように
「いつでも同じ材料がすぐ手に入る時代」ではなくなっています。
■ お客様にとっての影響
では、この状況が外壁塗装にどう影響するのか?
主に以下の3つです。
① 工事までの待ち時間が長くなる
材料が揃ってからの施工になるため、
着工まで時間がかかる場合があります。
② 工期が前後する可能性
途中で材料待ちになるケースもあり、
工程が多少前後することがあります。
③ 材料変更の提案がある
同等性能の別商品に切り替える提案をする場合があります。
※ここで重要なのは
👉「勝手に変える業者」と「説明する業者」の違いです
■ ここが一番大事
“この状況でどう対応するか”がすべて
材料不足そのものよりも重要なのは、
👉 業者の対応力と考え方です。
例えば…
【良くない例】
・安い材料で代用
・説明なしで変更
・とにかく早く終わらせる
【良い例】
・事前に説明
・代替材料のメリット・デメリットを共有
・品質を優先した判断
今はまさに、
👉 業者の本質が見えるタイミングです。
■ 実は“悪いことばかりではない”
この材料不足はネガティブに見えますが、
業界としては良い変化も起きています。
① 「安さ重視」が通用しなくなってきた
材料が不安定な状況では、
安さだけの工事は成立しにくくなります。
👉 結果として
適正価格・適正施工が評価される流れに変わっています。
② 無駄な工事が減る
今までは
「とりあえず塗る」
という提案も多くありました。
しかし今は、
👉 本当に必要な工事だけを選ぶ流れになっています。
③ 職人の価値が上がる
材料が揃えば誰でもできる時代から、
判断力が必要な時代へ。
👉 「誰がやるか」が重要になっています
■ 当社の考え方
私たちは、このような状況だからこそ
以下を徹底しています。
・材料の入荷状況を正直に伝える
・無理な工期は組まない
・品質が落ちる施工はしない
・必ずメリット・デメリットを説明する
外壁塗装は
「その場だけ綺麗にする工事」ではありません。
10年後、後悔しないための工事です。
■ 最後に
現在の材料不足・出荷制限は、確かに不便です。
しかし同時にこれは、
👉 本当に信頼できる業者を見極めるチャンス
でもあります。
・なぜその材料なのか
・なぜそのタイミングなのか
・なぜその価格なのか
これらをしっかり説明できる業者を選んでください。
外壁塗装は、
“ただ塗る”時代から
“価値で選ぶ”時代へ。
この変化の中で、私たちは
本当に意味のある施工を提供していきます。
