塗装屋はどこも同じ?外壁塗装会社の違いと比較ポイントを分かりやすく解説
外壁塗装を考え始めて、インターネットで塗装会社を調べてみると、
「塗装専門店」
「職人直営店」
「ハウスメーカー」
「工務店」
「リフォーム会社」
など、さまざまな会社が出てきます。
さらに、
「自社施工」
「長期保証」
「高耐久塗料」
「地域密着」
「適正価格」
など、似たような言葉が並んでいるため、
「結局、どこに頼めばいいの?」
と迷われる方も多いのではないでしょうか。
実は、同じ「外壁塗装」という工事でも、会社によって営業方法・施工体制・価格の考え方・職人との距離・得意分野は大きく違います。
今回は、塗装会社の違いと、見積もりを比較するときに確認していただきたいポイントを分かりやすくご紹介します。
外壁塗装を依頼できる会社は大きく分けて4タイプ
① ハウスメーカー
住宅を建てたハウスメーカーへ、そのまま外壁塗装を依頼する方法です。
建物の情報を把握していることや、窓口を一本化しやすいことなどがメリットです。
一方、実際の塗装工事については協力会社や下請けの施工会社が担当するケースもあります。
そのため、
「実際に誰が塗るのか」
「施工会社までどのように情報が伝わるのか」
なども確認しておくと安心です。
② 総合リフォーム会社・工務店
外壁塗装だけでなく、
・屋根工事
・水回り
・内装
・大工工事
・外構工事
など、住宅全体のリフォームをまとめて相談できるのが特徴です。
「外壁塗装と一緒にキッチンも交換したい」
「屋根や外構もまとめてリフォームしたい」
という場合には相談しやすいでしょう。
ただし、会社によって得意分野は異なります。
塗装工事を依頼する場合は、
「塗装を誰が施工するのか」
まで確認してみることをおすすめします。
③ ショールーム型の塗装専門店
近年増えているのが、ショールームを構えた塗装専門店です。
塗料のサンプルを見られたり、カラーシミュレーションを行えたりするなど、初めて塗装する方にも分かりやすいのが特徴です。
営業担当者や現場管理担当者など、役割が分かれている会社も多くあります。
ここで確認しておきたいのが、
「自社施工という言葉だけで判断しないこと」
です。
会社によって施工体制は異なるため、
・社員職人が施工するのか
・専属の協力業者が施工するのか
・現場管理は誰が担当するのか
・契約時の説明が職人まで共有されるのか
まで確認すると、実際の施工体制が分かりやすくなります。
④ 職人直営の塗装店
職人自身が経営し、現地調査・見積もり・打ち合わせ・施工・管理まで深く関わるタイプの塗装店です。
大きな特徴は、
「お客様と実際に施工する職人との距離が近いこと」
です。
例えば現地調査で、
「ここは塗るだけでは直らない」
「この部分は交換した方がいい」
「この下地なら、この塗料よりこちらの仕様が合う」
といった判断を、実際の施工経験をもとに提案できることがあります。
一方で、少人数の会社では同時に施工できる棟数が限られる場合があります。
そのため、工事時期について余裕を持って相談することも大切です。
4タイプを簡単に比較すると
| 比較項目 | ハウスメーカー | リフォーム会社 | ショールーム型専門店 | 職人直営店 |
|---|---|---|---|---|
| 相談のしやすさ | ◎ | ◎ | ◎ | ○ |
| 住宅全体の対応 | ◎ | ◎ | ○ | △〜○ |
| 塗装専門性 | ○ | △〜○ | ◎ | ◎ |
| 職人との距離 | △ | △ | ○ | ◎ |
| 施工者への直接相談 | △ | △ | ○ | ◎ |
| 大規模な営業・店舗体制 | ◎ | ◎ | ◎ | △ |
| 現場に合わせた細かな対応 | ○ | ○ | ○〜◎ | ◎ |
※実際の施工体制やサービス内容は会社によって異なります。
大切なのは、
「どの形態の会社が一番優れているか」ではなく、自分が何を重視するかです。
見積金額だけで塗装屋を比較しないでください
例えば3社から見積もりを取って、
A社 100万円
B社 120万円
C社 140万円
だったとします。
数字だけを見るとA社が一番安く感じます。
しかし、本当に比較しなければならないのは総額ではなく工事内容です。
国民生活センターも、リフォーム契約前には複数事業者から見積もりを取り、工事範囲・工事項目・仕様・数量・単価などを確認して比較するよう案内しています。
つまり、
「100万円と140万円の差」ではなく、「100万円で何をするのか、140万円で何をするのか」を比べることが重要です。
塗装屋を比較するときに確認したい7つのポイント
① 塗装面積
まず確認したいのが塗装面積です。
同じ住宅なのに、
A社 外壁150㎡
B社 外壁180㎡
C社 外壁210㎡
というように、大きく違うことがあります。
面積が違えば、当然見積金額も変わります。
「なぜこの面積になっているのか?」
を確認してみましょう。
② 使用する塗料
「シリコン塗料」「無機塗料」という名称だけで比較するのはおすすめできません。
同じカテゴリーでも製品によって特徴は違います。
確認したいのは、
メーカー名・商品名・使用量・塗装回数・下塗り材
です。
特に重要なのが下塗りです。
外壁塗装は上塗り塗料だけではなく、現在の外壁材や劣化状態に適した下地処理・下塗り材を選ぶことが重要です。
③ 下地処理
塗装工事で非常に重要なのが、
「塗る前に何をするか」
です。
例えば、
・ひび割れ補修
・シーリング工事
・ケレン
・高圧洗浄
・脆弱部分の補修
・錆処理
・旧塗膜の処理
などがあります。
完成直後は同じようにきれいに見えても、下地処理の違いは数年後の状態に影響します。
そのため、
「何回塗りますか?」だけでなく「塗る前に何をしますか?」
と聞いてみてください。
④ シーリング工事
サイディング住宅では、シーリング工事も重要です。
確認したいのは、
・撤去打ち替えなのか
・増し打ちなのか
・どこまで施工するのか
・どの商品を使用するのか
という部分です。
単純に「シーリング工事一式」だけでは、施工範囲が分かりません。
⑤ 付帯部はどこまで含まれているか
外壁以外にも、
・破風板
・鼻隠し
・雨樋
・軒天
・雨戸
・戸袋
・水切り
・シャッターボックス
・庇
など、住宅には塗装する部分があります。
見積金額が安くても、付帯部が含まれていなければ、単純な価格比較はできません。
⑥ 誰が施工するのか
意外と見落とされるポイントです。
契約する会社と、実際に施工する会社・職人が同じとは限りません。
外注施工そのものが悪いわけではありません。
専門工事では、それぞれの専門職が施工することもあります。
重要なのは、
「誰が施工し、誰が品質を管理するのかが明確になっていること」
です。
契約前に確認しておくことをおすすめします。
⑦ 保証は「年数」だけで比較しない
「10年保証だから安心」
とは限りません。
確認していただきたいのは、
何が起きたら保証対象になるのか
という部分です。
・塗膜の剥離
・色あせ
・ひび割れ
・シーリング
・付帯部
・下地から発生した不具合
など、保証範囲は会社によって違います。
「保証10年」という数字だけではなく、
保証対象・対象外・対応条件
まで確認しましょう。
「一式」が多い見積書は内容を確認しましょう
例えば、
外壁塗装工事 一式
シーリング工事 一式
付帯部塗装 一式
だけでは、具体的な施工内容が分かりません。
国土交通省が案内しているリフォーム見積チェックサービスでも、不明瞭な「一式工事」などがないか、見積項目や形式を確認することがポイントとして挙げられています。
できれば、
施工箇所・数量・単価・使用材料・施工内容
が分かる見積書の方が、他社との比較もしやすくなります。
「安い=悪い」「高い=良い」でもありません
ここも非常に重要です。
高い会社だから必ず良い工事をするわけではありません。
反対に、安い会社だから必ず悪い工事をするわけでもありません。
会社の規模、広告費、店舗費用、営業体制、施工体制などによって必要な経費は違います。
だからこそ、
金額だけでは判断できません。
見るべきなのは、
「その金額で、誰が、どんな材料を使い、どんな工程で、どこまで施工してくれるのか」
という中身です。
希塗匠が大切にしていること
希塗匠では、単純に
「一番安い塗装会社」
を目指しているわけではありません。
大切にしているのは、
その建物に必要な工事を考え、必要な工程を省かず施工すること。
そして、
実際に現場を知る職人の目線からご提案することです。
建物は一軒一軒違います。
同じ築年数でも、
・外壁材
・過去の塗装履歴
・日当たり
・雨の当たり方
・シーリングの状態
・ひび割れ
・屋根の状態
などによって必要な工事は変わります。
だからこそ、塗料のグレードだけで工事を決めるのではなく、まず建物の状態を見ることを大切にしています。
相見積もりも「金額」ではなく「中身」を比較してください
外壁塗装は決して安い買い物ではありません。
複数の会社から見積もりを取ること自体は悪いことではありません。
実際、国民生活センターも複数事業者から見積もりを取り、費用だけでなく施工体制や保証内容などを十分検討することを勧めています。
ただし、比較するときは、
「どこが一番安いか?」
だけではなく、
「なぜこの金額なのか?」
を比べてみてください。
見積書を見て、
・塗装面積は同じか
・使用塗料は明確か
・下地処理は何をするのか
・シーリング仕様は同じか
・付帯部はどこまで含まれるか
・誰が施工するのか
・保証範囲はどこまでか
ここまで比較すると、それぞれの会社の考え方が見えてきます。
最後に|塗装屋選びで一番大切なのは「工事内容が見えること」
外壁塗装には、完成すると見えなくなる工程がたくさんあります。
だからこそ、
価格だけではなく、「何を、なぜ、どのように施工するのか」を説明してくれる会社を選ぶことが大切です。
安さを重視する方。
保証を重視する方。
大手企業の安心感を重視する方。
職人と直接相談したい方。
デザインや仕上がりにこだわりたい方。
お客様によって求めるものは違います。
だからこそ、希塗匠では無理に契約をおすすめするのではなく、
「自分の家なら、どの工事が本当に必要なのか」
を知っていただいたうえで判断していただくことを大切にしています。
外壁塗装の見積書をもらったものの、
「何を比較すればいいか分からない」
「塗料の違いが分からない」
「会社によって金額が違いすぎる」
という場合は、お気軽にご相談ください。
塗るだけではなく、10年後も誇れる外観へ。
建物の状態とお客様のご希望に合わせて、職人目線で分かりやすくご説明いたします。